産地レポート
2023.8.7
7月下旬。
岡山県総社市(そうじゃし)の、地域の野菜や果物が集まる山手直売所「ふれあいの里」を訪れました。
総社市は、政令指定都市の岡山市と「倉敷美観地区」で有名な倉敷市に隣接し、都市と自然がほどよく調和した美しい町です。
直売所では収穫されたばかりの野菜や果物がたくさん並びます。
開店からまもない時間でしたが、お客さんがひっきりなしに訪れ、活気に満ちあふれていました。
新鮮な野菜や特産品など魅力的な商品がたくさんありますが、皆さんの目的はなんといっても桃とぶどう。現在は桃と温室栽培のぶどうのシーズンまっただ中です。
桃では、清水白桃や白鳳(はくほう)、おかやま夢白桃など、岡山自慢の品種が勢ぞろい。
白くて美しい外観は多くの商品の中でも存在感を放っており、贈り物として箱買いされる方もいました。
ぶどうでは、温室で育てられたシャインマスカットやマスカット・オブ・アレキサンドリア、ピオーネなどの品種が並びます。
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、いわゆるマスカットのことで、岡山を中心に育てられている、長い歴史を持つぶどうです。
黒色のぶどう品種ピオーネは、岡山が全国1位の生産量を誇る、おいしさと食べやすさを兼ね備えた自慢の品種です。
色付きがとても良く、さながら黒い宝石のような良い仕上がりになっています。
皆さん一つずつじっくりと眺め、どのぶどうにするか悩まれていました。
気温も上がり、一気に夏らしい雰囲気になってきました。
ぶどうや桃を育てる産地の直売所も大盛況で、まさにシーズンになったことを実感します。
汗をかき、疲労もたまりやすい夏に、みずみずしく、甘くておいしい桃やぶどうは欠かせませんね。
ぜひ岡山のおいしい果物を食べて、夏を元気に乗り切りましょう!