岡山の果実 豆知識
2021.11.24
ぶどうは、世界に1万種類以上あると言われています。
品種分類には、欧州種と米国種という系統がありますが、見た目でも、黄緑系・黒系・赤系と色で大きく分かれていますね。
黄緑系は渋みが少なく爽やかな香り、黒系はコクのある味わい、赤系は酸味が少なく甘さが強いという傾向があります。
といっても、実際は細かい品種や育て方などによって、味は異なってきます。
上の写真は、赤〜紫色のぶどう3種です。
左から、「紫苑」「マスカットビオレ」「オリエンタルスター」です。
「紫苑」は、前回記事でご紹介していますが、皮離れの良い甘くて食べやすい品種です。
真ん中の「マスカットビオレ」は、岡山の県北で栽培されていますが、食感や香りはマスカットに近く、皮ごと食べられます。
「オリエンタルスター」は割と新しい品種で、岡山でも少しずつ栽培が始まっています。糖度が高く渋みは少なめ、肉質はやや硬めで、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」に近い食感です。
ぶどうは、見た目も味わいも多彩な果物です。
店頭に並んでいるものを見て、ぱっと味や食感を見分けるのは難しいかもしれませんが、違いを楽しむのも一興です。
ぶどうのシーズンもあと少し。美味しそうなぶどうがありましたら、ぜひお試しください。