産地レポート
2022.8.4
いよいよ白桃の最盛期です。
旬を迎えているのは、岡山を代表する桃の品種、清水白桃(しみずはくとう)です。
今回は、7月下旬の収穫前の様子をお届けします。
前回の様子は以下で見られます。
「7月上旬 白桃の生育状況」
https://okayama-craft-fruit.com/news/2022/07/14/465/
まずは旬の清水白桃です。
緑色だった果皮は、今や美しい白さに変わっています。
実もすっかり大きくなり、清水白桃特有の良い香りが漂います。
今年は短い梅雨や激しい気温の変化など、生育が心配になる場面が多々ありました。しかし結果を見れば、雨が良いタイミングで降ったことで、高糖度で見た目も美しい桃がたくさん出来上がっており、順調に収穫が進んでいました。
収穫では実を傷つけないように、枝から真っすぐ引っ張ります。
焦って失敗してしまうと元も子もないので、気を抜かず丁寧に行います。
この時の清水白桃の重さは330gほど。
持ってみると、なかなかの重量感がありました。
農家の方の間では都市伝説のようなものがあり、糖度が高い桃ほどずっしりと重く感じられるという話があるそうです。
もしかすると皆さんが選ぶ際には、直感で重みを感じるものを選ぶと、より甘くて美味しい桃かもしれませんね。
もちろん、明確に違いが分かる訳ではなく、白桃はとても繊細で、強く触ると傷んでしまうため、取り扱いには要注意です。
こちらは白皇(はくおう)の様子です。
少しずつ大きくなっていますが、清水白桃と比べるとまだ小さく、成長にはもう少し時間がかかります。
白皇の出荷の目安は8月下旬ごろから。
ほぼ同じ時期に生育の始まる清水白桃と白皇ですが、収穫時期はかなり違いますね。
さらに同じ木の白桃でも、色付きの早さが違い、傾向としては外側の実から徐々に出荷を迎えます。
収穫時期が違うことで、長い期間にわたって桃を楽しむことができます。
こだわりを持って育て、品質の管理を徹底した白桃は、白くて美しく、甘くとろけるような食感に仕上がっています。
岡山の白桃をおいしく味わうには、よく洗ってから、そのままかぶりつくのもおすすめです。
ぜひ岡山自慢の逸品をお試しください!