
産地レポート
2022.6.6
5月下旬、「岡山県農林水産総合センター」を訪れました。
ここは、農林水産にまつわる技術の開発や普及を目的とした施設です。
栽培方法や新品種の研究などが行われており、岡山の果物作りを支える重要な拠点といえます。
では、この施設で育てられている、現在のぶどうの様子をご紹介します。
まずは、ニューピオーネ。
小さくてかわいらしい花が咲いています。
花が咲いた後は、実が少しずつ大きくなっていきます。
続いてのシャインマスカットも同じような状態で、小さな花が咲いていますね。
岡山で産まれたオーロラブラックは、実が大きな品種のため、他のぶどうと比べると今の時点でも少し大きめですね。
生育はほぼ例年通りか、わずかに早い程度だそうで、順調なスタートを切っています。
品種が違っても、現時点では見た目にはほとんど差がないですね。
ニューピオーネやオーロラブラックは黒くて大粒になりますが、まだどれも小さく黄緑色です。
ただ、同じように見えますが、実は葉っぱの形や大きさによって見分けられるとのこと。
例えばオーロラブラックの葉は、他より若干毛深いそうです。
私たちからすれば気付かないようなことですが、細かいところにも気を配るからこそ分かる違いですね。
ここからだんだん大きくなり、やがてそれぞれの個性が現れてきます。
そんな成長の過程を見るのも、面白さの一つです。