ぶどうの美味しさとは?

岡山の果実 豆知識

2021.9.24

気候はすっかり秋らしくなり、お店の果物のコーナーには、色とりどりのぶどうが並んでいます。
ぶどうは大きく、黒色、黄緑色、赤色の3種類に分けることができ、さらに品種も個性豊かで、それぞれの美味しさがあります。
選ぶことも楽しみの一つですが、ぶどうの特徴を知らないと、何を基準に選んでいいのか悩んでしまいますね。
そこで岡山で育てている品種を中心に、注目していただきたいぶどうの特徴について紹介します。

岡山ぶどう

黒色をしたぶどうは、甘みが強い一方で、程よい酸味があり、濃厚でコクのある味わいです。ニューピオーネは「巨峰」の良さを引き継いでおり、大粒で甘く、皮離れも良くて食べやすい品種です。岡山で誕生したオーロラブラックは、こうした特徴に加えて皮が薄く、皮ごと食べることもできます。

マスカット

黄緑色のぶどうは、甘さとさっぱりとした爽やかな風味を兼ね備えています。特筆すべきは食べやすさです。皮が非常に薄くなっており、渋みもないため、皮ごと食べてパリッとした食感を楽しむことができます。品種によっても味が違い、マスカット・オブ・アレキサンドリアは爽やかな酸味を感じられ、シャインマスカットの方が、甘さが少し前に出てきます。

紫苑(しえん)

赤色のぶどうは酸味が少なく、とても甘みが強いのが特徴です。紫苑(しえん)は糖度の高さに加え、柔らかい肉質で果汁が多く、皮離れも良い品種です。味わいの良さもポイントですが、なんといっても登場する時期が冬であり、鮮やかで美しい見た目をしていることから、お歳暮としてもおすすめの品種です。


大まかな特徴を紹介しましたが、もちろん色や品種だけでなく、生育状況による個体差もあります。
岡山のぶどうは非常に手間をかけて、安定した品質に仕上げていますので、ぜひいろいろな品種を試してみてください。