色で異なるぶどうの魅力

岡山の果実 豆知識

2024.10.8

「ぶどう」と聞いて、イメージするのはどのような姿ですか?
黒色、黄緑色、赤色、また形も大きさもさまざまかもしれません。

3色のカラフルなぶどう

黒、黄緑、赤と、色の系統ごとに個性豊かな特徴があり、味わいも香りも実に多彩です。
岡山の誇る品種も含めて、カラフルなぶどうの魅力をご紹介します!

黒系ぶどうは、甘さに加えて程よい酸味のある、濃厚な味わいが特徴的です。

ピオーネやオーロラブラックなど黒色ぶどう

岡山ではなんといっても「ピオーネ」が有名ですね。
同じく岡山生まれの「オーロラブラック」も、濃厚な味わいと甘さが特徴で、脱粒しにくい性質もあります。
そしてポリフェノールの一種であり、色の元にもなっているアントシアニンが豊富で、体にもうれしい効果が期待できます。

黄緑系ぶどうは、さっぱりとした甘さが特徴で皮ごと食べられるのも魅力です。

シャインマスカットやマスカット・オブ・アレキサンドリアなど黄緑色のぶどう

近年人気の品種といえば「シャインマスカット」ですね。そのまま食べるのはもちろん、よくスイーツにも使用されています。
さらに岡山では、一般的にマスカットとして知られる「マスカット・オブ・アレキサンドリア」が育てられており、全国での生産のほとんどを占めています。
マスカットは香りもとても良く、まさに五感で楽しめるぶどうです。

そして赤系のぶどう。

クイーンニーナや紫苑など赤色のぶどう

味わいでは酸味が少なくて糖度が高く、果肉がしっかりして歯切れが良いのが特徴です。
「クイーンニーナ」や「紫苑(しえん)」など、黒色や黄緑色のぶどうと比べると希少な品種が多いですね。
紫苑は収穫時期が遅く、12月ごろまで出荷されるため、冬にも楽しむことができ、贈り物にもぴったりです。

同じ色系統でも品種によって味わいが違うので、食べ比べをして、お気に入りの品種を見つけるのも楽しいですね。

色や品種によってさまざまな魅力があるぶどう

紹介した以外にも、岡山にはまだまだたくさんのぶどうがありますので、ぜひお試しください。