岡山の果実 豆知識
2024.10.4
ぶどうといえば、黒色のピオーネや黄緑色のシャインマスカットなどが人気ですね。
ですがそれだけでなく、赤色のぶどう品種もあります。
その一つがクイーンニーナです。
クイーンニーナは比較的新しく登場したぶどうで、他のぶどうに負けず劣らず魅力的な特徴を持っています。
味わいは糖度が高い一方で、酸味は低く、フルーティーな風味。果肉はしっかりしていて歯切れが良く、ジューシーな食感が楽しめます。
何より大粒で赤色の見た目はとても印象的ですね。
生育では、他のぶどうと同じ部分もありますが、色付きや水分の管理などに特に気を配るそうです。
ピオーネやシャインマスカットでは色のついた袋が掛けられていましたが、クイーンニーナでは太陽にしっかりと当てるため、透明なフィルムが使用されています。
さらに地面に白いシートを敷いて反射光も利用するなど、クイーンニーナの美しい色付きを促すためにさまざまな工夫を凝らしています。
そして水分管理です。
細心の注意が必要で、適切な水分量になるようにしないと、実が割れてしまう可能性があるそうです。
シートには余分な水分を入れない意味もあります。
どのぶどうでも、おいしく育てるには細やかな作業が求められます。
まだ生産量の少ない希少品種であるクイーンニーナですが、その優れた食味と美しい外観から、さらに人気が高まることが期待されています。
見かけた際はぜひお試しください。