岡山の果実 豆知識
2024.9.17
今年も猛暑の夏となり、9月の今もまだまだ暑い日が続いていますね。
9月に入るといよいよぶどうの収穫もピークを迎えます。
果物王国岡山を語る上で、やはりぶどうは外せませんね。
実は岡山のぶどう作りには、130年以上もの歴史があります。
今回は、そんな岡山を代表する5つのぶどう品種について魅力を紹介します!
岡山が誇る大粒ぶどうの代表格、ニューピオーネです。
岡山が生産量で日本一を誇ります。
その名前はイタリア語で「開拓者」を意味し、まさに新時代のぶどうを切り開いた存在です。
濃厚な甘みと適度な酸味のバランスが絶妙で、食べればジューシーな果汁があふれ出します。
幅広い世代に人気を誇るシャインマスカット。
種がなく皮ごと食べられる手軽さと、パリッとした食感、そして上品な甘さが特徴です。
そのまま食べるのはもちろん、おいしさと見た目の美しさからスイーツにも人気です。
「果物の女王」とも称され、気品のあるマスカット・オブ・アレキサンドリア。
一般的に「マスカット」と呼ばれていますが、生産者や関係者の間では親しみを込めて「アレキ」と呼ばれます。エメラルドグリーンの美しい外観と、芳醇なマスカット香が特徴です。岡山では明治時代から栽培が始まりました。育てるのが難しく、生産は岡山県が全国シェア9割以上を占めています。
大粒の実に、濃厚な甘み持つ岡山県オリジナルの品種、オーロラブラックです。
渋みも少ないため、マスカットのようにそのまま食べることもできます。
一方で皮離れも良くて食べやすく、脱粒しにくい長距離輸送に向くぶどうとして注目を集めています。
秋から冬にかけて収穫される希少な品種、紫苑(しえん)。
つるっとむける皮と、非常に高い糖度、上品な甘みが特徴で、ぶどうの出荷が少なくなる秋から冬にかけて楽しめます。
美しいワインレッドの外観から、贈り物としても人気を集めています。
今回紹介したもの以外にも、岡山にはまだまだたくさんの品種があります。
どれも手塩にかけて育てられた、個性豊かで魅力的な品種ばかりです。
好みのぶどうから、食べたことのないぶどうまで、ぜひいろいろな品種をお試しください!