岡山の果実 豆知識
2022.10.24
ぶどうは、自宅用のほか、贈答やお土産としての需要もあります。店頭では、皆さんじっくり見て選んでいますね。
農家の皆さんの長年の努力もあり、ぶどうはとても美味しくなっていますが、それだけでなく、色付きや傷の有無など、見た目の美しさも重視されます。
しかし、果物は自然のものであり、どうしても気温や天候などの環境によって、色付きや傷の有無など、品質に違いが出てしまいます。
もちろん農家の方も収穫時にはチェックしますが、たくさんのぶどうを完璧に確認するのは大変で、個人の感覚によっても変わります。
美味しい果物を作るのと同じくらい大切なのは、出荷前に品質を管理すること。
そんな品質管理の役割を担っているのが「選果場(せんかじょう)」と呼ばれる施設です。
今回、岡山県の中西部、高梁市(たかはしし)にある、JA晴れの国岡山「びほく中央ぶどう選果場」を訪れました。
ここには地域でとれたぶどうが集まり、さまざまな品質のチェックを経て、市場に出荷されていきます。
この地域には「中央ぶどう選果場」と「西部ぶどう選果場」がありますが、以前はなんと9つの選果場があったそうです。
しかし、さらなる品質の向上と均一化を目指し、現在の2つに集約されたそうです。
そして全国に先駆けて新しい機械を導入するなど、選果の高機能化が進んでいます。
ピオーネやシャインマスカットなどをはじめ、たくさんのぶどうが集まっていますが、一体どのようにして品質を管理するのでしょうか。
次回、選果の様子を詳しくご紹介します!