岡山自慢のぶどう大集合! 品質を競う「共進会」 前編

岡山の果実 豆知識

2022.10.14

9月28日、岡山県高梁市(たかはしし) にあるJA晴れの国岡山びほく統括本部で、「岡山県うまいくだもの共進会」が開催されました!

高梁市は、岡山県の中西部に位置するぶどうの主要産地です。
雲海に浮かぶ天空の山城「備中松山城」や、ベンガラの生産と赤い街並みで有名な「吹屋ふるさと村」など、文化的な見どころもたくさんあります。

そして共進会とは、栽培技術や品質の向上を目的として開催されるもので、いわばぶどうのコンテストです。

ぶどうのコンテスト

農林水産大臣賞、岡山県知事賞をはじめとした、数々の賞が用意されており、より良い品質を目指す農家の方々にとって注目の催しです。

共進会で対象となる果物は3年に一度変わり、昨年は桃の共進会が開催され、大きな盛り上がりを見せました。

昨年の「岡山県うまいくだもの共進会」の様子
https://okayama-craft-fruit.com/news/2021/07/30/157/

共進会

第1回は7月下旬開催で、温室栽培のぶどうから始まり、8月末の第2回は温暖な南部で育ったぶどう、今回は涼しくて朝晩に気温差のある中部・北部のぶどうが中心です。

県内でも違った環境でぶどうが生育されており、個性的なぶどうを長く楽しむことができます。
岡山県のぶどう農家は技術力が高くこだわりも強いため、時期や産地・品種によって、ぶどう作りは少しずつ異なっています。

今回の審査の対象となるのは、「ピオーネ」と「オーロラブラック」の2つの黒系品種。

「ピオーネ」と「オーロラブラック」

ピオーネは、甘さと酸味のバランスが絶妙で、濃厚な味わいのぶどうです。
言わずと知れた人気の品種で、岡山県は生産量で日本一を誇ります。

オーロラブラックは、岡山県で誕生したぶどうで、酸味が少なく、濃厚な味わいと高い糖度が特徴です。
美味しさに加えて、実が外れにくく、輸送性に優れた期待の品種です。


共進会はシーズン中に3回開催され、今回が最後となります。
これらのぶどうは一体どのように審査されるのでしょうか?
その様子は、次回詳しくご紹介します!

共進会