岡山の果実 豆知識
2022.7.8
7月5日、JA全農岡山によるシャインマスカット「晴王(はれおう)」の目揃い(めぞろい)会が開催されました。
「晴王」は、「糖度の高さ・見た目の美しさ・粒の大きさ」という高い基準を満たした、岡山が誇るえりすぐりのシャインマスカットです。
そして目揃い会とは、出荷する際の品質をそろえるための会合です。
一口にシャインマスカットと言っても、大きさや形、見た目などによって、細かい等級に分類されます。
この会では、それぞれの規格で重量や粒の大きさなどの目安が説明され、各地域のJAを通して生産者に情報が共有されます。
一見似たような見た目でも、ちょっとしたすきまや房の形で等級が異なり、価格にも影響します。
一粒の重さに至るまで、厳密な品質チェックが欠かせません。
良いぶどうを作ることはもちろんですが、産地として、信頼を守るための品質管理も大切な作業です。
このような取り組みがあることで、産地が異なっても「晴王といえばコレ!」という共通規格のぶどうを出荷することができます。
また、岡山では品質へのこだわりが強く、常に最上位のぶどうを目指す生産者の皆さんとって、目揃い会は、理想のお手本が見られる重要な機会にもなっています。
地域で協力しながら、知識や技術を共有し、より良いぶどうを作る。
そんな文化が、岡山の美味しいぶどうを支えています。
今年も7月に入り、ぶどうの出荷量はどんどん増えてきています。
生育は順調に進んでおり、仕上がりも期待できるものになっています。
とにかく美味しくて、良いぶどうが食べたい。
お世話になっている人に、何か良いものを贈りたい。
そんな方はぜひ、味から形までこだわりを持って育てた、岡山のぶどうをどうぞ!