産地レポート
2022.7.1
ぶどうに続き、6月下旬の清水白桃(しみずはくとう)と白皇(はくおう)の様子を紹介します。
清水白桃は1カ月もすれば出荷を迎えますが、今はどんな状態でしょうか。
それぞれ見てみましょう!
前回の様子は以下で見られます。
・6月上旬 白桃の生育状況
https://okayama-craft-fruit.com/news/2022/06/17/412/
清水白桃は、前回より一回り大きくなって5~6cmの大きさです。
桃の特徴でもある縫合線がはっきりしてきており、桃らしい形ですね。
見た目はまだ緑色ですが、満遍なくうぶ毛の生えていた印象から、白桃の滑らかな質感に変わりつつあります。
一方で、白皇はそれほど変わらず。
収穫時期はまだ先の8月後半ごろからのため、今はゆっくり、じっくりと育ちます。
岡山の白桃の中でも、大器晩成な品種ですね。
成長しているのは実だけではありません。
木自体も一回り大きく成長しています。
桃栗三年柿八年といいますが、桃は実を付けるまでに3年もの月日がかかり、その後も木は成長を続け、たくさんの実をつけるようになります。
果実の品質はもちろん、木がどのように成長しているかも見守っています。
そして、そんな白桃の成長を支えるのが、必要な栄養を作りだす葉です。
葉も品種によって少し違いがあります。
白皇の葉は比較的真っすぐなのに対し、清水白桃の葉はくるんと丸まった様子です。
白桃は見た目がよく似ていますが、それぞれにちょっとした個性がありますね。
岡山の白桃はすでに出荷が始まっています。
梅雨が明けると気温も上がり、清水白桃は一気に成長し、7月下旬には収穫です。
岡山の白桃にご期待ください!