産地レポート
2022.6.17
ぶどうに引き続き、「岡山県農林水産総合センター」にて、清水白桃(しみずはくとう)と白皇(はくおう)の生育状況を撮影しました!
前回の撮影は5月下旬のため、2週間ほどでの変化の模様になります。
・5月下旬 白桃の生育状況
https://okayama-craft-fruit.com/news/2022/06/09/385/
清水白桃の様子です。
清水白桃はひと回り大きく、丸っこく成長しています。
収穫が始まるのは7月の中旬から下旬なので、今はまだ緑色をしている実も、あと1カ月で乳白色のなめらかで美しい白桃に変わります。
1番の変化はその中身です。
2週間前は種が固くなる前でしたが、順調に種が育ちつつあり、カシューナッツのような白い種が見えるようになりました。
繊細な清水白桃は、作業を行うタイミングが重要だといいます。
これから収穫までのおよそ1カ月、気候や白桃の状態を見ながら、慎重に作業が進められます。
続いては白皇の様子です。
少し大きくなったように見えますが、劇的には変わっていませんね。
白皇は、清水白桃より1カ月ほど収穫時期が遅く、この時期はゆっくりと成長するそうです。
岡山にはたくさんの白桃の品種がありますが、このように収穫時期がずれていることで、長期にわたって楽しめますね。
今の時期、白桃もぶどうと同様に、パッと見た限りでは同じような見た目をしていますが、実は白皇の方が、毛がみっしりと生えているそうです。
その手触りは、柔らかく滑らかな高級生地のようだとも言われ、味わいだけでなく、外見からも白桃の高貴さが伺えます。
桃は天候の影響を受けやすい果物で、特に梅雨の降水量は成長を大きく左右します。
仕上げに向けて、これまで以上に気を引き締めて白桃と向き合います。