桃のさらなる品質向上へ「岡山県うまいくだもの共進会」

岡山の果実 豆知識

2021.7.30

皆さんは今年、桃を食べられましたか。
岡山の白桃は、今まさに旬を迎えています。

日々白桃の収穫が行われる中、7月21日(水)に「岡山県うまいくだもの共進会」(もも共進会)の第1回が開催されました。

「岡山県うまいくだもの共進会」(もも共進会)

これは桃の栽培技術の向上を目指して、岡山の農家の方が自慢の桃を持ち寄り、品質を競い合う、美味しい桃のコンテストです。
色沢や形などの外観、糖度、香りや肉質など食味の観点から評価され、優秀な成績を収めると賞も交付される本格的な大会です。


会場に集まったのは、JA全農の職員の方々と岡山県の農業普及指導員で、テーブルには、農家の皆さまが丹精を込めて作った桃が並びます。美味しい桃づくりのために、関係者が一丸となって取り組んでいます。

美味しい桃のコンテスト

審査の対象となるのは、白鳳(はくほう)、清水白桃、おかやま夢白桃、白麗(はくれい)などの旬の品種で、会場には農家の方によって選別された旬の白桃が大量に並んでいました。なんとも壮大な光景ですが、白桃全てに袋がけを行い、品質を管理していると考えると、成果の裏側には農家の方の計り知れない努力があります。

審査

一つ一つの桃と向き合い、桃の仕上がりを見極めようとする姿には、高い品質に向けた静かな熱意を感じました。

桃の仕上がりの見極め

岡山は気候や日照時間など、果物の生育に恵まれた環境ですが、桃の品質を支えているのは何よりも人です。

こうした催しがあり、同じ産地の中でも切磋琢磨することが、お互いの良いところを取り入れ、手間を惜しまない作業を行うなど、さらなる品質の向上へとつながっています。

桃の品質

今年の全体的な桃の状態としては、早いうちから気温が上がったころで、生育が早い傾向がありましたが、梅雨明け後は天候にも恵まれ、玉ぶとりもよくおいしく仕上がっています。

旬の時期は限られているため、機会があればぜひお試しください。